車の異音【ポコポコ】走行中に気になる!原因や対策は?

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【車の異音】「ポコポコ」の原因と対策、修理費用を徹底解説!放置厳禁の理由とは?

走行中に車から「ポコポコ」という異音が聞こえたら、それは愛車からの危険信号かもしれません。冷却水、エアコン、マフラー、足回りなど、その原因は多岐にわたります。この記事では、「ポコポコ」音が発生する主な原因を特定し、ご自身でできる簡単なチェック方法や応急処置、プロに依頼すべき判断基準、そして修理費用の具体的な相場までを詳しく解説します。異音の放置は重大な故障や事故に繋がりかねません。この記事を読んで、愛車の状態を正しく把握し、安全なカーライフを維持するための第一歩を踏み出しましょう。

 

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あなたの愛車から「ポコポコ」という聞き慣れない異音が聞こえていませんか?

その音、放置すると重大な故障や高額な修理費用につながる可能性があります。しかし、ご安心ください。この記事では、あなたの不安を解消し、適切な対処法を見つけるための情報がすべて詰まっています。

この記事を読めば、以下の疑問が解決し、愛車の「ポコポコ」音に冷静かつ的確に対処できるようになります。

あなたが知りたいこと この記事でわかること
「ポコポコ」音の正体は何? 冷却水、エアコン、マフラー、足回りなど、様々な箇所から発生する「ポコポコ」音の具体的な原因を、症状別に詳しく解説します。
自分でできることはある? 異音の種類に応じた応急処置や日常的なチェックポイントを具体的にご紹介。プロに依頼する前の確認事項がわかります。
修理は必要?費用はどれくらい? 原因別の修理費用相場を徹底解説。ディーラーと整備工場の違いや、どこに依頼すべきかの判断基準も明確になります。
放置するとどうなるの? 「ポコポコ」音を放置することの危険性や、故障の悪化、最悪の事態を避けるための重要性を理解できます。

愛車の異音は、車からのSOSサインかもしれません。この機会に原因を特定し、適切な対策を講じることで、安全で快適なカーライフを取り戻しましょう。

車の異音「ポコポコ」主な原因はこれだ!

車の運転中や停車中に耳にする「ポコポコ」という異音は、その発生源や状況によって様々な原因が考えられます。放置すると重大な故障につながる可能性もあるため、早期に原因を特定し対処することが重要です。ここでは、車の「ポコポコ」音の主な原因について、詳細に解説していきます。

2.1 冷却水(LLC)の異常が引き起こす「ポコポコ」音

エンジンを冷却するための重要な役割を担う冷却水(ロングライフクーラント、LLC)に異常があると、「ポコポコ」という音が聞こえることがあります。これは、冷却システム内の気泡や循環不良が主な原因です。

2.1.1 冷却水不足やエア噛みが原因のケース

冷却水の量が不足している場合、冷却経路内に空気が混入しやすくなります。この空気がエンジン内部の熱で膨張したり、冷却水中で気泡となって破裂したりする際に「ポコポコ」という音が発生します。特に、エンジンが高温になった時や、坂道を走行してエンジンに負荷がかかる時に音が顕著になることがあります。冷却水が不足すると、オーバーヒートのリスクが非常に高まるため、早急な点検が必要です。

2.1.2 ラジエーターやウォーターポンプの不調

冷却水を冷やすラジエーターが目詰まりを起こしたり、劣化して内部のフィンが損傷したりすると、冷却水の流れが悪くなり、部分的な沸騰が起こりやすくなります。この沸騰によって発生する気泡が「ポコポコ」音の原因となることがあります。また、冷却水をエンジン内部に循環させるウォーターポンプの故障も考えられます。ウォーターポンプのインペラ(羽根)が破損したり、軸受けから異音が発生したりすることで、冷却水の循環が不十分になり、結果として冷却水が沸騰しやすくなり「ポコポコ」という音につながることがあります。

2.2 エアコンシステムからの「ポコポコ」音

エアコン使用時に「ポコポコ」という音が聞こえる場合、エアコンシステム自体に問題がある可能性があります。冷媒(エアコンガス)の異常や排水系のトラブルが考えられます。

2.2.1 エアコンガス不足や配管の詰まり

エアコンシステム内の冷媒(エアコンガス)が不足すると、コンプレッサーが正常に作動できず、冷媒が流れる際に「ポコポコ」という音や「シュー」という音が聞こえることがあります。これは、冷媒が液体と気体の間で不安定な状態になっているために起こる現象です。また、エアコンの配管内部に異物が詰まったり、冷媒の流れが滞ったりすることも、同様に異音の原因となることがあります。特にエアコンを作動させた直後や、停車中にエアコンを使用している時に音が聞こえやすい傾向があります。

2.2.2 ドレンホースからの排水不良

エアコンを使用すると、エバポレーターという部品で空気中の水分が結露します。この結露水はドレンホースを通じて車外へ排出されますが、ドレンホースが詰まると、結露水がエアコンユニット内部に溜まってしまいます。溜まった水が動いたり、気泡が発生したりする際に「ポコポコ」という音が聞こえることがあります。助手席の足元などから水漏れが確認される場合は、ドレンホースの詰まりが原因である可能性が高いです。

2.3 マフラーや排気系からの「ポコポコ」音

車の排気システムから聞こえる「ポコポコ」音は、排気ガスの漏れや排気部品の損傷を示唆していることがあります。

2.3.1 マフラーの穴や接合部の緩み

マフラーは走行中に高温にさらされ、サビや経年劣化によって穴が開くことがあります。また、縁石などにぶつけたり、振動によって接合部が緩んだりすることもあります。このような場合、排気ガスが本来の経路以外から漏れる際に、「ポコポコ」「パンパン」といった破裂音に近い異音として聞こえることがあります。特にエンジン回転数が低い時や、停車中に音が顕著に聞こえることが多いです。排気ガスが車内に流入する危険性もあるため、早急な点検が必要です。

2.3.2 触媒コンバーターの異常

触媒コンバーターは、排気ガス中の有害物質を浄化する重要な部品です。内部にはセラミック製の触媒が収められていますが、経年劣化や衝撃によってこのセラミックが破損し、中でカタカタと動くことがあります。この動きが排気音と混じり、「ポコポコ」という音として聞こえることがあります。触媒コンバーターの異常は、排気効率の低下やエンジンの出力不足、さらには排気ガス規制に適合しなくなる原因にもなります。

2.4 足回りやサスペンションからの「ポコポコ」音

走行中に路面の段差を乗り越えた時などに「ポコポコ」という音が聞こえる場合、足回りやサスペンション関連の部品に問題がある可能性があります。

2.4.1 ブッシュやショックアブソーバーの劣化

サスペンションシステムには、金属部品同士の摩擦を防ぎ、振動を吸収するためのゴム製の部品(ブッシュ)が多数使用されています。これらのブッシュが経年劣化により硬化したり、ひび割れたりすると、金属同士が直接接触し「ポコポコ」「コトコト」といった異音が発生することがあります。また、路面の凹凸による衝撃を吸収するショックアブソーバーがオイル漏れを起こしたり、内部が劣化したりすると、その機能が低下し、同様に「ポコポコ」という異音を引き起こすことがあります。段差を乗り越える時やカーブを曲がる時に音が顕著になることが多いです。

2.4.2 タイヤ周りの異物や緩み

意外な原因として、タイヤの溝に小石や異物が挟まっているケースも考えられます。走行中にタイヤが回転するたびに、挟まった異物が路面に叩きつけられ「ポコポコ」という音として聞こえることがあります。また、ホイールナットの緩みや、ホイールカバーが破損して浮いている場合なども、走行中に異音の原因となることがあります。この種の異音は、車の速度やタイヤの回転数に比例して変化することが多いです。

2.5 エンジンルームからのその他の「ポコポコ」音

上記以外にも、エンジンルーム内から発生する「ポコポコ」音には、様々な原因が考えられます。

2.5.1 オイルレベルの異常やタペット音

エンジンオイルはエンジン内部の潤滑を担う重要な役割があります。エンジンオイルの量が極端に少ない場合や、劣化している場合、エンジン内部の部品が適切に潤滑されず、異音が発生することがあります。特に、バルブの開閉を制御するタペット(バルブクリアランス調整部品)の摩耗や調整不良によって発生する「タペット音」は、一般的に「カチカチ」と表現されますが、状態によっては「ポコポコ」という音として聞こえることもあります。この種の異音は、エンジン始動直後や冷間時に音が顕著になり、エンジンが温まると収まる傾向があります。

車の異音「ポコポコ」への対策と対処法

車の異音「ポコポコ」が聞こえ始めたら、不安に感じるのは当然です。しかし、まずは落ち着いて適切な対処をすることが重要です。ここでは、自分でできる初期の対策やチェックポイント、そしてプロに相談すべき症状とタイミングについて詳しく解説します。

3.1 まずは安全な場所での確認から

異音に気づいたら、まずは安全を最優先に行動しましょう。走行中に無理に原因を探ろうとせず、速やかに安全な場所に停車させてください。高速道路上であればサービスエリアやパーキングエリア、一般道であれば路肩や駐車場など、後続車や周囲の交通に迷惑をかけない、平坦で安定した場所を選びましょう。

停車後、エンジンを停止し、パーキングブレーキを確実にかけます。周囲の安全を確認し、必要であればハザードランプを点灯させましょう。その後、ボンネットを開けて、異音の発生源がエンジンルーム内にあるのか、それとも他の場所から聞こえるのか、大まかな位置を特定する試みをしてください。ただし、エンジンが熱い状態での作業は火傷の危険があるため、十分に注意が必要です

3.2 原因別!自分でできる応急処置とチェックポイント

異音の原因がある程度特定できたら、自分でできる範囲での応急処置やチェックポイントを確認してみましょう。ただし、あくまで応急処置であり、根本的な解決には専門家による点検・修理が必要な場合が多いことを理解しておきましょう。

3.2.1 冷却水レベルの確認と補充

冷却水(LLC:ロングライフクーラント)の不足やエア噛みが原因で「ポコポコ」音がする場合は、以下の手順で確認と応急処置が可能です。

  • 冷却水リザーバータンクの確認:エンジンルーム内にある透明なプラスチック製のリザーバータンクを探します。タンク側面には「MIN」と「MAX」の表示がありますので、冷却水の量がこの範囲内にあるかを確認しましょう。量がMINを下回っている場合は補充が必要です
  • 冷却水の補充:冷却水が不足している場合は、補充液(LLCまたは精製水)をMAXレベルまで補充します。必ずエンジンが完全に冷えている状態で作業を行ってください。熱い状態でラジエーターキャップを開けると、高温の冷却水が噴き出し、大火傷を負う危険があります。補充後は、リザーバータンクのキャップをしっかり閉めましょう。
  • エア抜きの確認:冷却水経路に空気が混入している(エア噛み)場合も「ポコポコ」音の原因となります。自分でエア抜きを行うのは難しい作業ですが、補充後にしばらくエンジンをかけ、ヒーターを最大にしてアイドリングを続け、冷却水が循環することで自然にエアが抜けることもあります。ただし、頻繁に冷却水が減る、補充しても異音が止まらない場合は、ラジエーターやホースからの漏れ、ウォーターポンプの不調など、より深刻な原因が考えられるため、速やかに専門業者に相談してください

3.2.2 エアコンシステムの簡易チェックとドレンホースの確認

エアコンシステムからの「ポコポコ」音の場合、エアコンフィルターの清掃自体が直接的な解決策となることは稀ですが、システム全体の効率を維持する上で重要です。より直接的な原因として考えられるのは、エアコンガス不足やドレンホースの詰まりです。

  • エアコンフィルターの確認と清掃:エアコンフィルターは、グローブボックスの奥などに設置されていることが多いです。フィルターが目詰まりしていると、エアコンの効きが悪くなったり、送風音が大きくなったりすることがありますが、直接的な「ポコポコ」音の原因となることは少ないです。しかし、定期的な清掃や交換はエアコンシステムの健康を保つ上で重要なので、これを機に確認・清掃するのも良いでしょう。
  • ドレンホースの詰まり確認:エアコン使用時に発生する結露水は、車体下部のドレンホースから排出されます。このホースが落ち葉や泥などで詰まると、車内に水が溜まり、「ポコポコ」という水が揺れるような音や、水漏れが発生することがあります。車体下部を確認し、ドレンホースの出口が詰まっていないか目視で確認しましょう。簡単な詰まりであれば、細い棒などで優しく突いてみることで解消できる場合があります。ただし、無理な作業はホースを破損させる可能性があるので注意が必要です。
  • エアコンガス不足の兆候:エアコンの効きが悪い、冷風が出ないなどの症状と合わせて「ポコポコ」音がする場合は、エアコンガスが不足している可能性が高いです。エアコンガスの補充や漏れの点検は専門知識と専用工具が必要となるため、必ずプロに依頼してください。

3.2.3 マフラー周りの目視点検

マフラーや排気系からの「ポコポコ」音は、排気漏れが原因であることが多いです。自分でできる範囲での目視点検を行いましょう。

  • マフラー本体の確認:安全な場所に停車し、エンジンが冷えていることを確認してから、マフラー本体や排気管の全体を目視で確認します。穴が開いていないか、大きな凹みや破損がないかをチェックしましょう。特に、錆びやすい部分は穴が開きやすい傾向にあります。
  • 接合部の緩みや破損:マフラーは複数の部品が接合されています。これらの接合部(フランジ部分など)が緩んでいたり、ガスケットが劣化・破損していたりすると、排気漏れが発生し「ポコポコ」音につながることがあります。接合部に黒いすすが付着している場合は、排気漏れのサインです。手で触れる範囲で緩みがないか確認できますが、高温になっている可能性があるので注意が必要です。
  • 遮熱板の確認:マフラーや排気管の周囲には、熱から車体を保護するための遮熱板が取り付けられています。この遮熱板が緩んだり、破損したりして排気管に接触している場合も、振動で「ポコポコ」という異音が発生することがあります。

これらの点検は、車の下に潜る必要がない範囲で行い、危険を感じたらすぐに中止してください。特に、マフラーは高温になるため、火傷には十分注意しましょう。排気漏れは一酸化炭素中毒のリスクもあるため、異音や異臭が続く場合は、速やかに専門業者に点検を依頼してください。

3.3 プロに相談すべき症状とタイミング

自分でできる対策やチェックポイントを確認しても異音が解消しない場合や、以下のような症状が見られる場合は、迷わずプロの整備士に相談すべきです

  • 異音が継続する、または悪化する:一時的なものではなく、走行中に常に異音が聞こえる、あるいは時間が経つにつれて音が大きくなる、頻繁になる場合は、早急な点検が必要です。
  • 複数の異音がする、他の異常を伴う:「ポコポコ」音だけでなく、キュルキュル、ゴー、カタカタなど別の異音が混じっている場合や、エンジンの吹け上がりが悪い、加速が鈍い、警告灯が点灯するなどの症状が伴う場合は、複数の箇所に問題が発生している可能性があります。
  • 冷却水やオイルが頻繁に減る:冷却水を補充してもすぐに減る、オイルレベルが異常に低いなどの場合は、漏れやエンジンの深刻なトラブルが考えられます。
  • エアコンの効きが著しく悪い:冷風が出ない、または非常に弱いなど、エアコンの性能が明らかに低下している場合は、エアコンガスの漏れやコンプレッサーの故障が疑われます。
  • 排気ガスに異常がある:排気ガスが白煙を上げている、異常な臭いがするなどの場合は、エンジン内部や触媒コンバーターの異常の可能性があります。
  • 自分で原因が特定できない、対処できない:何が原因か分からない、または自分で対処するには不安があると感じたら、無理せずプロに任せるのが賢明です。

車の異音は、多くの場合、何らかの故障のサインです。放置すると、故障が悪化して修理費用が高額になるだけでなく、最悪の場合、運転中の重大な事故につながる可能性もあります。早期にプロの診断を受けることで、安全を確保し、無用なトラブルを避けることができます。

車の異音「ポコポコ」修理費用はいくら?相場を解説

車の異音「ポコポコ」の原因が特定できたら、次に気になるのは修理費用でしょう。ここでは、主な原因別の修理費用相場を詳しく解説します。ただし、費用は車種、年式、部品の種類(純正品か社外品か)、依頼する業者(ディーラー、民間整備工場、カー用品店など)、地域によって大きく変動するため、あくまで目安として参考にしてください。

4.1 冷却水関連の修理費用目安

冷却水(LLC)の異常が原因で「ポコポコ」音がする場合、その症状によって修理内容と費用が変わります。冷却水不足やエア噛みであれば比較的安価に済むことが多いですが、ラジエーターやウォーターポンプ本体の故障となると、部品代が高額になる傾向があります。

冷却水関連の修理費用は、数千円の補充・エア抜きから、数十万円に及ぶ部品交換まで幅広いです。

修理内容 費用相場(部品代+工賃) 備考
冷却水(LLC)補充・エア抜き 3,000円~8,000円 軽度な冷却水不足やエア噛みの場合
冷却水漏れ箇所特定・修理(ホース交換など) 10,000円~30,000円 ホースやクランプの劣化による漏れ
サーモスタット交換 10,000円~25,000円 冷却水の温度調整を行う部品
ラジエーター本体交換 30,000円~100,000円 車種により部品代が大きく異なる
ウォーターポンプ交換 30,000円~80,000円 エンジンの一部を分解する必要がある場合も

冷却水はエンジンの熱を冷ます重要な役割を担っているため、異常が見られたら早急な点検・修理が不可欠です。放置するとオーバーヒートを引き起こし、エンジン本体に深刻なダメージを与える可能性があります。

4.2 エアコン関連の修理費用目安

エアコンシステムからの「ポコポコ」音の場合、エアコンガス不足や配管の詰まり、ドレンホースの不調などが考えられます。エアコンの修理費用も、原因によって大きく変動します。

エアコンガス補充であれば比較的安価ですが、コンプレッサーやエバポレーターの交換となると高額な修理費用が発生します。

修理内容 費用相場(部品代+工賃) 備考
エアコンガス補充 5,000円~15,000円 ガス漏れがないか確認後に行う
ドレンホース詰まり清掃 3,000円~10,000円 軽度な詰まりの場合
エアコン配管のOリング交換・ガス漏れ修理 10,000円~40,000円 ガス漏れ箇所によって費用は変動
エアコンコンプレッサー交換 50,000円~150,000円 エアコンの心臓部。リビルト品を使用すると費用を抑えられる場合も
エバポレーター交換 80,000円~200,000円 ダッシュボードの脱着が必要なため工賃が高額

エアコンの異音は快適性を損なうだけでなく、放置すると他の部品に負担をかけ、さらなる故障につながることもあります。特に、ドレンホースの詰まりは車内に水が漏れ出し、カビや電子部品の故障の原因にもなるため注意が必要です。

4.3 マフラー・排気系関連の修理費用目安

マフラーや排気系からの「ポコポコ」音は、排気漏れや内部の損傷が考えられます。修理費用は、損傷の程度や交換する部品によって大きく変わります。

マフラーの一部修理であれば比較的安価ですが、触媒コンバーターの交換となると、非常に高額な費用がかかることがあります。

修理内容 費用相場(部品代+工賃) 備考
マフラーの穴埋め・溶接修理 5,000円~20,000円 軽度な穴や亀裂の場合
マフラーガスケット交換 3,000円~10,000円 接合部からの排気漏れの場合
マフラー一部交換(タイコ、中間パイプなど) 20,000円~80,000円 損傷箇所や部品の種類による
マフラー全体交換 40,000円~150,000円 純正品か社外品かでも費用が異なる
触媒コンバーター交換 80,000円~300,000円以上 排ガス浄化装置。非常に高価な部品
O2センサー交換 15,000円~40,000円 排ガス中の酸素濃度を測定するセンサー

排気漏れは、燃費の悪化やエンジンの不調だけでなく、車内に排気ガスが侵入し、乗員の健康に悪影響を及ぼす可能性もあります。また、触媒コンバーターの故障は排ガス規制に適合しなくなるため、車検に通らなくなる原因にもなります。

4.4 足回り関連の修理費用目安

足回りやサスペンションからの「ポコポコ」音は、ブッシュやショックアブソーバーの劣化、またはタイヤ周りの異物が原因となることがあります。これらの修理費用は、交換する部品の点数や種類によって変わります。

異物除去であれば比較的安価に済みますが、ショックアブソーバーやアーム類の交換となると、数万円から十数万円の費用がかかることがあります。

修理内容 費用相場(部品代+工賃) 備考
タイヤ周りの異物除去 無料~3,000円 ガソリンスタンドやカー用品店で対応可能な場合も
スタビライザーリンク交換 10,000円~30,000円 左右同時交換が推奨されることが多い
サスペンションブッシュ交換 15,000円~50,000円 交換箇所やブッシュの数による
ショックアブソーバー交換(1本) 20,000円~60,000円 通常は左右セットで交換
アッパーマウント交換 10,000円~30,000円 ショックアブソーバーと同時に交換することが多い
ロアアームなどアーム類交換(1本) 20,000円~70,000円 アライメント調整も必要となる場合がある

足回りの異音や不調は、車の安定性や乗り心地に直接影響します。特に、走行中に発生する異音は、重大な事故につながる可能性もあるため、放置せずにプロの診断を受けることが重要です。

4.5 どこに修理を依頼すべき?ディーラーと整備工場の違い

車の異音修理を依頼する際、どこに依頼すべきか迷う方も多いでしょう。主な選択肢として「ディーラー」と「民間整備工場」があります。それぞれの特徴を理解し、ご自身の状況に合った場所を選びましょう。

項目 ディーラー 民間整備工場(専門工場、カー用品店など)
専門性 特定のメーカーの車種に特化しており、車種ごとの専門知識や最新情報が豊富 様々なメーカーの車種に対応。特定の分野に特化した専門工場もある。
部品 基本的に純正部品を使用。信頼性が高い。 純正部品のほか、社外品やリビルト品など、幅広い選択肢から提案可能。
技術力 メーカーの研修を受けた整備士が在籍。最新の診断機器を完備。 店舗によって技術力に差があるが、経験豊富なベテラン整備士も多い。
費用 工賃や部品代が比較的高めになる傾向がある。 ディーラーより安価な場合が多い。予算に応じた提案も期待できる。
保証 修理後の保証が手厚く、全国の系列店で対応可能な場合が多い。 店舗ごとの保証内容となるため、事前に確認が必要。
対応 予約が必要な場合が多く、融通が利きにくいこともある。 比較的柔軟な対応が期待でき、急な修理にも対応してくれる場合がある。

新車に近い状態の車や、メーカー保証期間内の車であれば、ディーラーでの修理が安心です。純正部品を使用し、メーカーの基準に沿った確実な修理が期待できます。一方、費用を抑えたい場合や、年式の古い車、幅広い選択肢から修理方法を選びたい場合は、民間整備工場がおすすめです。ただし、民間整備工場を選ぶ際は、複数の店舗で見積もりを取り、修理内容や費用、保証についてしっかり確認することが大切です。

いずれにしても、異音の原因を正確に特定し、適切な修理を行うためには、信頼できるプロの診断が不可欠です。まずは見積もりを依頼し、納得のいく修理業者を選びましょう。

車の異音「ポコポコ」放置は危険!最悪の事態を避けるために

車の異音「ポコポコ」は、一見すると軽微な音に聞こえるかもしれませんが、その背後には放置すると取り返しのつかない事態に発展する可能性のある重大な問題が隠されていることがあります。小さな異音を軽視せず、早急に対処することが、車の寿命を延ばし、何よりも安全を守るために不可欠です。

5.1 故障の悪化と高額な修理費用への発展

車の異音「ポコポコ」の原因が何であれ、それを放置することは、故障の悪化とそれに伴う高額な修理費用へと直結します。初期の段階であれば、簡単な部品交換や調整で済んだはずの修理が、放置することで他の部品にまで影響を及ぼし、大規模な修理が必要になるケースが少なくありません。

例えば、冷却水不足やエア噛みによる「ポコポコ」音を放置すれば、エンジンのオーバーヒートを引き起こし、最悪の場合、エンジン本体の焼き付きや損傷に至ります。こうなると、エンジン載せ替えやオーバーホールといった、数十万円から百万円を超える莫大な修理費用が発生する可能性があります。

また、マフラーの小さな穴や接合部の緩みによる「ポコポコ」音も、放置すれば穴が拡大し、排気漏れが悪化します。これにより燃費の悪化だけでなく、排気ガスが車内に侵入する危険性も高まります。さらに、マフラー全体の交換が必要になるなど、当初の数万円で済んだ修理が、関連部品の交換を含めると費用が跳ね上がることも珍しくありません。

以下に、放置による故障の悪化と修理費用の目安をまとめた表を示します。

異音の原因 放置した場合の悪化例 初期修理費用目安 悪化後の修理費用目安
冷却水不足/エア噛み エンジンオーバーヒート、エンジン損傷 数千円~2万円 数十万円~100万円以上
エアコンガス不足 コンプレッサー焼き付き 1万円~3万円 5万円~15万円以上
マフラーの穴/緩み マフラー全体交換、排気系システム損傷 1万円~5万円 5万円~20万円以上
足回りブッシュ劣化 サスペンションシステム全体の損傷 2万円~5万円 10万円~30万円以上

このように、早期発見と早期対処がいかに経済的であるかを理解しておくことが重要です。

5.2 運転中の重大な事故につながる可能性

「ポコポコ」音の原因によっては、単なる修理費用の問題に留まらず、運転中の重大な事故に直結する危険性をはらんでいます。

例えば、足回りやサスペンションからの「ポコポコ」音は、ブッシュの劣化やショックアブソーバーの不調が原因であることがあります。これらを放置すると、走行中の安定性が著しく低下し、カーブでの挙動が不安定になったり、最悪の場合、走行中に部品が脱落したりして、コントロールを失い重大な交通事故を引き起こす可能性があります。

また、排気系からの排気漏れが原因の場合、排気ガスが車内に侵入することで、一酸化炭素中毒の危険性があります。一酸化炭素は無色無臭のため、運転中に気づかないうちに意識が朦朧とし、正常な判断ができなくなり、重大な事故につながる恐れがあります。

冷却水系の異常によるオーバーヒートも、走行中にエンジンが停止し、道路上で立ち往生する事態を招きます。高速道路などでの立ち往生は、後続車との追突事故のリスクを著しく高めます。

車の異音は、車が発するSOS信号です。その信号を無視することは、自分自身だけでなく、同乗者や周囲の人々の命を危険に晒す行為になりかねません。異音の発生は、決して軽視してはならないサインなのです。

5.3 定期的な点検と早期発見の重要性

車の異音「ポコポコ」が聞こえたら、すぐに専門家(ディーラーや整備工場)に相談し、点検を受けることが何よりも重要です。初期の段階で原因を特定し、適切な対処を行うことで、上記のような故障の悪化や重大な事故を未然に防ぐことができます。

さらに、異音が発生する前に、日頃からの定期的な点検とメンテナンスが車の安全性を維持し、寿命を延ばす上で不可欠です。法定点検はもちろんのこと、日常的な液量チェックや目視点検を行うことで、小さな異常にも早期に気づくことが可能になります。

「まだ大丈夫だろう」「もう少し様子を見よう」といった安易な判断は、結果的に取り返しのつかない結果を招くことになりかねません。愛車の健康状態に常に気を配り、少しでも異変を感じたら、迷わずプロの診断を仰ぐようにしましょう。早期発見・早期対処こそが、安全で快適なカーライフを送るための最善策です。

車の異音の重要ポイント

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車の異音【ポコポコ】で車検は通るの?

次は車検です。

ポコポコと音が鳴っているだけなら車検は問題ないように思えますが、足回りの点検項目に「異音がしないか」と言う点検項目があります。

まさにその「異音」に引っかかってしまいますので、そのままでは車検不適合となってしまうので修理が必要になってきます。

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まとめ

 

車の異音【ポコポコ】低速走行中に気になる!原因や対策は?

についてお届けしました。

何か普段と違うな?と感じたら早めに信頼できる修理工場に点検してもらいましょう。

点検代をケチったら、逆に高くついた。。

という落とし穴にハマらないようにしたいですね。

車の異音「ポコポコ」は、冷却水、エアコン、マフラー、足回りなど、多岐にわたる原因で発生します。これらの音の中には、放置するとエンジン故障や重大な事故につながる危険なサインも含まれているため、決して軽視してはいけません。異音に気づいたら、まずは安全な場所で状況を確認し、必要に応じて専門家へ相談することが重要です。早期発見と適切な修理は、愛車を長く安全に保ち、結果的に高額な修理費用や事故のリスクを避けるための最善策となります。



ナイショのオマケ情報※車の異音は放置してても大丈夫?



車の異音って気になりますよね。放置してても大丈夫なのか気になりますよね。

そんな時は迷わず、点検してもらいましょう!

ズルズル放置して、逆に高くつくということもよくある話です。

症状によって結構な修理費がかかる場合もありますが、同じだけ修理費用が掛かるのであれば。。

いっそ買い替えたほうが安く済むなんて事もありえますので、修理する際には検討してみるとよいでしょう。

ちょっと大げさかもしれないけど、ここでナイショの極秘情報!

近ごろ中古車ってとっても人気なのです!

特にバブル時代の古い車が激熱なのです。

普通に考えるとゴミレベルでも逆にお宝扱いで信じられない価格がついたりする場合もあります。

なので、買い替える場合でも、いきなり廃車処分ではなく買取査定をしてもらうといいですよ!
   
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